第5回古代史講演会(4/29)のご案内

<日時>  2022年(令和4年)4月29日(金 昭和の日)午後1時~4時 

<会場>  埼玉県立歴史と民俗の博物館 講堂

      東武アーバンパークライン東武野田線大宮公園駅下車

<テーマ> 倭人(卑弥氏)の渡来

 いよいよ卑弥氏の登場である。今回と次回の二回に分け、「卑弥氏の渡来から倭国と伊都国、狗奴国の戦い」をお話いただく予定です。紀元前60年頃に「漢」が中国東北地方の支配を強化したのに伴い、それを嫌った卑弥氏は大凌河下流域から半島南部に逃げ「倭国」を建国したという。『三国志』「韓伝」によれば「後漢時代」の「倭国」は「朝鮮半島南部」にあった。最初から日本列島に存在したのではない。

【(韓の)南は倭と接す。(弁韓)の涜盧国は倭と堺を接す。】(『三国志』)

 「倭人伝」では半島南部の「倭」は消えて、「倭」は日本列島に移っている(204年~238年)。「景初二年」(238年)以前の「卑弥呼」は「女王」、国は「女王国」と記され、238年に魏へ朝貢して「親魏倭王」に任命された後は、北部九州の「倭国倭王」になっている。日本列島初めての「倭国」の誕生である。倭奴国の樹立、「帯方郡」から「倭」への行程と邪馬壹国(邪馬台国)の位置など、何れも興味深い話が期待できそうである。

<講師>  佃收先生

<費用>  資料代として500円、本代1,000円(希望者)

<申込>  参加を希望される方は、

      次の①または②の方法でお申込ください。

   ①「普通ハガキ」

(〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町4-219

埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会-「古代文化を考える会」-宛て」

 参加希望の他、氏名・住所・電話番号を明記)

   ②「友の会ホームページ」を通して

(締切期限:4月25日)申し込み多数の場合(定員81名)は抽選とさせていただき、抽選に漏れた方に対してのみ別途ご連絡させていただきます。

<問合せ先> 斉藤 048-853-6728

  日本古代史の復元 -佃收著作集-