第8回古代史講演会のご案内

<日時>  2022年(令和4年) 11月27日(日) 午後1時~4時

<場所>  埼玉県立歴史と民俗の博物館 講堂

      (東武アーバンバークライン(東武野田線大宮公園駅下車)

<テーマ> 磐井の乱」とその後

<内容>  

 「磐井の乱」(辛亥年・531年)とその後の混乱について講演いただきます。

 「磐井の乱」の始まりは「新羅に破られた南加羅などを復興する」ためであったと言われている。しかし「南加羅金官国)」が新羅に服するのは532年である。また、「磐井の乱」は「継体天皇」が「物部麁鹿火」を派遣して「倭王」を伐った事件であると言われているが、「継体天皇」はすでに527年に死去している。これらのことから「磐井の乱」の始まりの記述は『日本書紀』の捏造であることが分かる。

 「物部麁鹿火」には「倭王権」の臣下の称号「大連」が付いている。「磐井の乱」は臣下の「麁鹿火」が主君である6番目の倭王「葛」(松野連系図では「哲」)を伐った事件であった。

 「物部麁鹿火王権」は倭王権を倒したが、朝鮮半島の「任那日本府」や任那諸国は支配できずにいた。「任那日本府」にとって「物部麁鹿火王権」は主君を伐った憎い存在であったからでもある。そして「任那復興」は終焉に向かう。「物部麁鹿火王権」は531年に始まり、「三代目」の552年に終わる。

 『日本書紀』は「倭の五王」の「倭王権」、「物部麁鹿火王権」、それに続く「俀国(阿毎王権)」を抹殺し、大和朝廷での出来事として記している。日本の歴史の真相をしっかり掴みたい。

[参加される方は『早わかり「日本通史」』の他、前回の第7回講演会の資料もご持参ください。]

 

<講師>   佃收先生

<費用>   資料代として500円、本代『早わかり「日本通史」』1,000円(希望者)

<申込方法> 次の方法でお申込ください

                              ① 「友の会ホームページ」より送信フォームで

                              ② ①の方法でできない場合、「普通ハガキ」で

   (「埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会-「古代文化を考える会」-宛て」 

    参加の他、氏名・住所・電話番号を明記)

  ※ 締切期日:11月20日 申込多数の場合(定員81名)は抽選とさせていただ

    き、抽選にもれた方のみ別途ご連絡させていただきます。

<問合せ先>   斉藤 048-853-6728

 

    埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会 junosaitama

    日本古代史の復元 -佃收著作集-