第7回古代史講演会のご案内

<日時>  2022年(令和4年) 9月25日(日) 午後1時~4時

<場所>  埼玉県立歴史と民俗の博物館 講堂

      (東武アーバンバークライン(東武野田線大宮公園駅下車)

<テーマ> 倭の五王」と日本、半島の征服

<内容>  

 410年頃から531年にかけて日本列島を統括した「倭王権(倭の五王)」についてお話しいただきます。

 390年頃に、中国遼河上流の倭城から「讃・珍」が筑後に渡来して、「倭の五王」の「倭国」を樹立する。『宋書』に見る「倭王武」の上表文によれば、478年までには日本列島及び朝鮮半島までを支配する。

 「倭国」は日本列島を統一した最初の王権であるが、辛亥年(531年)の「磐井の乱」で物部麁鹿火に討たれて衰退し、その後消滅する。

 定説では「獲加多支鹵大王=倭王武雄略天皇」とする。しかし、雄略天皇の崩年は479年(日本書紀古事記では489年)であり、「倭王武」は502年に梁に朝貢している。雄略天皇≠「倭王武」である。また、継体天皇が辛亥年(531年)に物部麁鹿火を派遣して「筑紫国造」を伐つと記紀に記述されているが、これは継体天皇の崩年(527年)からあり得ない。「磐井の乱」は臣下の物部麁鹿火が主君「筑紫君(倭王葛)」を伐った下克上である。

 また、「倭王興・武」と金錯銘鉄剣及び埼玉県行田市の稲荷山古墳との関連を説く佃説は大変興味深く、聞き逃せない。

<講師>   佃收先生

<費用>   資料代として500円、本代『早わかり「日本通史」』1,000円(希望者)

<申込方法> 次の方法でお申込ください

                              ① 「友の会ホームページ」より送信フォームで

                              ② ①の方法でできない場合、「普通ハガキ」で

   (「埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会-「古代文化を考える会」-宛て」 

    参加の他、氏名・住所・電話番号を明記)

  ※ 締切期日:9月15日 申込多数の場合(定員81名)は抽選とさせていただき、

   抽選にもれた方のみ別途ご連絡させていただきます。

<問合せ先>   斉藤 048-853-6728

 

   埼玉県立歴史と民俗の博物館友の会 junosaitama

           日本古代史の復元 -佃收著作集-